こんにちは、クチコミデザインの伊堂寺義則です
日曜日は、ベストセラー『嫌われる勇気』の岸見一郎先生の福岡講演会に参加してきました
ボクはまだ読んでないけど、アドラー・ブームの火付け役になってるよね
発売当初から、妻からずっと薦められていたし、岸見先生のお話もおもしろかったので、近いうちに読んでみたいと思ってる
岸見先生の講演のタイトルは「幸せに生きるためのヒント」で、「幸せとは?」という哲学の話
「幸せ」と「豊かさ」は個人的に大好きなテーマなので、20代の頃から追求している
ただこのブログは、マーケティングがテーマなので(笑)『嫌われる勇気』が売れた背景から、クチコミのヒントをお伝えするね
今回のは、ちょっと深いよ〜
最初に、『嫌われる勇気』が売れた本当の理由は、共著者のおふたりと編集者しかわからないと思うので、わかりやすい事例として考えてほしい
この本は、岸見一郎先生と古賀史健さんの共著で書かれた本で、2013年12月に発売
心理学者アルフレッド・アドラーの、「アドラー心理学」をわかりやすく解説した書籍で、2016年の時点で135万部を突破
韓国では2015年のベストセラー年間第1位・台湾では2016年の年間売上第1位
出版不況の現代では、まさに規格外で、その後、日本では『嫌われる勇気』の舞台やドラマまでつくられている
それで、注目してもらいたいのは、本のタイトルの『嫌われる勇気』
普通は「人に好かれる方が、いいんじゃないの?」という考え方の反対
本の内容も、妻から聞いたものだと、タイトルと同じで、一般的な考え方や心理学とは反対な感じで書かれているとのこと
お客さん本人自身がエキサイトした状態が、クチコミが広がるカギになる
ここまでは、本のことをお伝えしてきたけど、ここからは自分のビジネスのことで考えてね
商品やサービスを販売する時に
・お客さんが信じていることと、反対のことをアピールする
・一般的や常識だと思われていることと、違うことをやる
そうすると、お客さんが「えっ?何それ?」って驚いた状態になって、注目を得ることができるんだよね
その状態からストーリー展開していって、お客さんを十分に納得・満足させることができると、「そうだよね!」ってインパクトが大きくなる
そうすると、感情のエネルギーが溢れ出してきて、クチコミしたくなるんだよね
ただ、売れるだけを目指すなら、商品やサービスの良さをアピールすればいいかもしれない
けれども、クチコミを広げることまでを目指すなら、お客さんのモノの見方や考え方を変えてあげるとか、インスピレーションを感じてもらえるモノじゃないとクチコミは広がらない
もちろんビジネスによりけりだし、これを言葉だけで伝えるのは難しい
今回、あなたに考えてほしいことは
・お客さんの信じていることは何か?(A)
・Aの反対の主張(B)を、自分が取ることができないか?
・Aではなくて、Bの方がいいよ。なぜならば・・・とストーリー展開できないか?
ということ
ポイントは、お客さんのパラダイム(モノの見方や考え方)を変えてあげること
そうすると、お客さんにインスピレーションを与えて、ちょっとした興奮状態にすることができるんだよね
お客さん本人自身がエキサイトした状態が、イチバン感情のエネルギーが溢れているし、クチコミが広がるカギになるからね
今回の内容は深いから、ぜひ何回も読んでね
P.S. 岸見先生が講演の中で、「『嫌われる勇気』を持つことが大事で、別に『嫌われろ』とは言ってませんので」って言ってたのが笑えたね(笑)