オンライン化の最大の問題は「やることが多すぎること」

伊堂寺義則こんにちは、クチコミデザインの伊堂寺義則です。

先日「オンライン化」に関するアンケートを実施して、やっとひと区切りついたところ。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

今回初めて、回答していただいた全員おひとりおひとりにプレゼント動画を作ってお渡しした。その動画もひとことフィードバックではなくて、短いものでも6分、長いもので11分、ボクが今の時点で思いつくことをすべて盛り込んでまとめた動画を作った。

すると8割以上の方たちから、表現はさまざまだけど「ひとりひとりに動画を作るなんて感動しました~」「ひとことコメントじゃなく、丁寧な動画で感激しました!」という旨の感想をいただいた。おひとりおひとりに動画を作るというのは、あまりないのかもしれないね。

今回はそのアンケート結果から見えてきたある傾向をお伝えするね。テーマはオンライン化の問題を解決する2つ方向性。「やることが手一杯で追いつかない!」と感じてる人は、特に読んでほしい。

オンライン化で一番苦労していることは何ですか?

まず、今回のアンケートでは「オンライン化で一番苦労していること」をお尋ねした。

『お勤めしていて、まだ自分のビジネスが見えてない方』から『商品が100個ぐらいあって、マーケティング・オートメーション(自動化)で販売したい方』まで、いろんなステージの方がいたからアンケートの回答もバラエティに富んでいたよ。

例えて言うなら『野球ができるようになりたい!』って人がいて、まだグローブやボールも持ってない人から、海外のメジャーリーグまでやってる人までいたって言うと、その幅広さが伝わるかな。

オンライン化で一番苦労していることの結果は下記の通り。

売り物:商品やサービスについて苦労が(25%)
売り方:マーケティングやセールスについて苦労が(58%)
何をどうしたらいいのか全然わからないが(17%)

細かくは、動画、オンラインセミナー、セールス、メルマガ、マーケティング、ツール、サイト、コンテンツ作り、と悩みは多岐に渡っていた。

この中でひとつ傾向があったんだけど、それは

オンライン化は、やらないといけいないことが多すぎる
オンライン化は、やることが増えていって手が追いつかない

というもの。

確かにそうで、ボクも今回のアンケートに動画で返信したんだけど、テキストで返信するより体感値で5倍ぐらいの時間と労力がかかってる。

コンピューターとカメラとマイクを持って、動画のバックになりそうなイイ感じの場所を探して、ひとりひとりのコメントを考えて、撮影して、いらない分をカットして編集して、全員分の動画をYouTubeにアップして、おひとりおひとりにそれぞれの動画のリンクを貼ってメールした。

ボクはお客さまの声とかアンケートを読むのが好きだから、動画作りも楽しかったけど、ひとりひとりやった分だけ手間ひまはかかったね。テキストで返信しても“約束を果たす”という意味では同じだけど、より時流に合わせたかったし、顧客体験をレベルアップさせたかったから、今回は動画にチャレンジした。

予想はしていなかったけど、8割もの方たちから「感動や感激」の感想をいただけたのは、ここまでやったからこその結果じゃないかなと今は思ってる。この体験はボクの今回の事例だけど、オンライン化は、やらないといけないことが増えていくのは事実だね。

Survey recoding

オンライン化の問題を解決する2つ方向性

誰もが1日は24時間と決まっているし、ボクたちの脳みそのキャパも増えない。あなたも今の時点でやることが頭一杯・手一杯で、とても新しいことに取り組む余裕がないかもしれない。

それでいて今までテキストでやっていたことを、これからは動画や音声にして編集したり、デザインをよりカッコよくリッチな感じにしないといけなくなった。その分のツールも揃えないといけないし、スキルを身につけるためのお金や時間の学習コストがかかる。マーケティング自体も複雑になって、洗練しないとお客さんは来てくれない。

正直、スモールビジネスオーナーにとっては、いくら時間があっても足りない状況になっている。とはいっても、今までやってきたことを続けるだけでは、とてもこれからの激しい変革の時代を乗り越えていけない。

だから、あなたのビジネスをただオンライン化するだけではダメで、自分の時間を創り出せるようにモデルチェンジをしていかないといけないよ。具体的には、一度やった仕事をコンテンツ化して、あなたがそこから離れても、そのコンテンツが仕事をしてくれる状態を作り出すことが重要になる。

今回は、2つの方向性でその解決策をお伝えするね。もちろんビジネスによって、ケース・バイ・ケースで見ないといけないことは忘れないでほしい。

1. 売り物は、人的サービスから脱却し、商品販売のモデルに移行していく(商品を前に、サービスを後ろに持っていく)

人的サービスというのは、ボクのような“カタチのないサービス”なんかがそうで、お客さんにリアルタイムでサービスを提供すること。ひとりの人間がサービスできるキャパは限られているから、もともと人的サービスだけのモデルはどこかでキャパオーバーになって頭打ちになるときがくる。

もちろんボクみたいなノウハウならオンラインでも提供できるけど、オンラインだとお客さんの集中力を維持することも難しいし、内容を理解してもらうことにも対面よりかなりの時間がかかる。結果、実践して成果を出してもらうことにもさらに時間がかかってしまう。

そうなると、キャッシュフローのサイクルが段々と遅くなってしまう。ビジネスは赤字でも倒産しないけど、キャッシュが回らなくなったら終わり。

これを打開していくには、商品を前に作って、サービスを後ろに持っていくこと。

サービスと違って、商品は決済と納品が完了すれば、その場で取引の区切りがつく。人の移動や対面も最小限にすることができるし、機会損失も減らすことができる。キャッシュフローも早くなるし、自分の時間も確保しやすくなる。

もともと物販だったところはShopifyのようなECサイトのツールもあるし、ボクたちのような情報サービスもデジタルコンテンツ化して、teachableのようなプラットフォームで商品化して販売することができる時代になった。

ただその分、例えば季節柄のオフラインのイベントに付随したり、人間関係のつながりで売れていたようなことが少なくなって、商品力で選ばれる比重が高くなっていく。だから、商品力をアップさせないといけない。

今まで人的サービスだったモデルは、これを機にそこから脱却し、商品販売のモデルに移行できるか?がカギになってくる。

2. 売り方は、ツールやシステムを活用し、代行させていく

今回のアンケートである女性の方から

Mさん
メルマガを月に10本は書いてて、書けば売れるけど、逆に書かないと売れない。メルマガを月に10本未満でも、売上が安定的に立つ仕組みを作る方法を模索しています。

という回答をいただいた。

ボクは

伊堂寺
メルマガで売れてるから、その内容をステップメールに置き換えることをオススメします

とお答えした。

きちんと機能するようになれば、そのステップメールが自動で売ってくれるから、売上を落とさずにメルマガを書く本数を減らすことができる。まあ『言うは易し、行うは難し』だから、動画ではその際の注意点を詳しくお伝えしたけどね。

今のはわかりやすい事例で説明したけど、今まで自力でやっていたマーケティングやセールスを、ツールやシステムを活用して代行させていく、ということ。マーケティング用語では、こういうのを「オートメーション(自動化)」と言うんだけど、その実務から自分が離れても回る状態を目指していく。

ただこれは、「集客→販売→決済→納品→リピート」というプロセスが、シームレスに流れるようなツールやシステムを活用できないと実現できない。あなたがやりたいことを叶えてくれるツールやシステムはどれか?それを選択できる知識や運用できるチカラがカギになってくる。

今回あなたにやってもらいたいことは、売り物・売り方のどの部分を自分の実務から離していけるのか?を考えること。ボクがお伝えした内容は、簡単に言えば、売り物もモデルチェンジ、売り方もモデルチェンジしていこうということ。少しずつでいいからね。

あなたのできるところからオンライン化を進めてほしいんだけど、やってるうちに、かかる時間も労力も数倍に膨れ上がっていくのを体感すると思う。だから繰り返しになるけど、ただオンライン化するだけではダメで、オンライン化しながらモデルチェンジしていかないといけない。

そうしないと、やることばかりが増えていって手が回らなくなって、何ひとつもしっかりカタチにならなくて、お金と時間をロスしていくだけ、ってことになるからね。難しく考える必要はないけど、ドラスティックな決断力・実行力が問われていることを頭に入れておかないといけない。

まあ、そうはいっても人間は追い込まれないと変わらないから、あなたはそうなる前に動き出してほしいけどね。

P.S. 今回の内容はとても大事なことだから、あとで動画に撮って残しておこうと思ってる。

モデルチェンジするのも経営者の仕事

2020.02.25

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ABOUTこの記事をかいた人

クチコミデザイン代表 スモールビジネス専門のクチコミマーケッター スモールビジネス専用の新クチコミ理論【フラット・クチコミ】の提唱者。現在までに、小さな会社の経営者や個人起業家を対象に1,000件以上ものクチコミ支援を行っている。