こんにちは、クチコミデザインの伊堂寺義則です
前回はタイ・バンコクのエピソードから、あなたの専門性や世界観を凝縮したキーワードを見つけようって話だった
クチコミは「●●の◯◯さん」って人から人に伝えられるからね
どんなキーワードとあなたが紐付けられるかは生命線だよ
今回はバンコクからベトナムのホーチミンに行ったからその話
ホーチミンは初めてだったけど、ファースト・インプレッションのインパクトはすごかった!
ひとことでいうと、そこはカオス!!
今回のテーマは「お客さんに考えさせない」
午後の飛行機でタイのバンコクからホーチミンに着いたのはその日の夕方
空港を出ると雨が降ってたから、前回のエピソードで登場したGrabが大活躍
早速、Grabを呼んで宿泊先へ
空港を出て街を走り出すと・・・え〜〜〜 何これ〜〜〜!っていうぐらいの交通渋滞でビックリ!
特に、バイクの数がものすごい!
雨とラッシュアワーも重なって、もう何がなんだかわからない!
ボクも妻も呆然としてる中、ドライバーは平然と運転 笑
クラクションが鳴り響き、だれが誰に鳴らしてるのか、もはや全然わからない 笑

危なくてシートにつかまる
ホーチミン最後の夜にベンタイン市場のナイトマーケットで食事をしながら、思ったんだよね
(ここもカオスで、人や物が多すぎて食事だけ)
この交通渋滞って現代のお客さんの頭の中と同じだなと
“インフォメーション・オーバーロード”って言葉があるんだけど、意味はそのままで“情報が多すぎ”
現代の情報量は明らかに人間のキャパを超えてる
お客さんももちろん同じ
こちらが「売りたい」と思って、たくさんの情報を伝えたとしても、お客さんからしたらもう何が何だかわからない!
そしてお客さんはよくわからないと思ったら【何も選択しない】【何も買わない】という行動をとる
だから、ボクたちはお客さんの頭の中の情報を整理してあげないといけない
ベトナム行きは妻の希望で、買いたいものがたくさんあったらしいのに結局何ひとつ買わなかった

荷物で埋もれてる 笑

ピーという合図とともに、一斉にナイトマーケットの準備

食事はどれも美味しかったけど、いちばんは生搾りのマンゴージュース!
売れるストーリーの伝え方【問題・欲求 → 解決法 → 商品・サービス】
ボクがよく使うフレームワークのひとつをご紹介しておくね
【問題・欲求 → 解決法 → 商品・サービス】
左からこの順番で伝えないと売れない
例えば、お腹が痛くて病院に行ったとする
お医者さんは、まず「今日はどうされましたか?」って聞くよね(問題・欲求を聞く)
「お腹が痛いんです・・・」って言うと、次は「診察しますね」「検査しましょう」ってなるよね(問題・欲求の確認)
でその次は「原因がわかりました、盲腸です」(問題・欲求の把握)
そして「入院して、手術が必要ですね」(解決法)
「じゃお願いします」
その先生が執刀して、手術(商品・サービス)
治療費を払って、退院(問題解決)
先生は売り込んでなくて、問題・欲求を見つけて、解決法を提示しただけ
これを多くの人は商品やサービスのアピールばかり一生懸命やってる
「先生、お腹が痛いんです・・・」って言うと、次は
「わかりました、手術しましょう!」ってなったら患者さんは
「はあ?なんでいきなり手術なの?」って混乱してしまう

ホテルマジェスティックでくつろぎのひととき

雨のサイゴン・オペラハウス
あなたに覚えておいて欲しいのは、売るために
何を?
どの順番で?
伝えていくのか?
その話の進め方を知っておくということ
【問題・欲求 → 解決法 → 商品・サービス】
この順番でストーリーを伝えて、お客さんの情報を整理してあげてほしい
そうすると、もっと売れるようになるよ
マーケティングでも、セールスでもお客さんを迷わせない、お客さんに考えさせない
これぐらいやらないとお客さんに伝わらないからね
P.S. ベトナム料理といえばやっぱり「フォー(Phở)」
「フォー」を頼んだら、とんでもない量のもやしとパクチーと薬味(どれも苦手)が一緒に出てくるというアウェイの洗礼
思わず「フォー」って言ってしまったよ 笑

頼んだのは左のフォーひとつなのに、薬味や生の野菜てんこ盛り

2015年に歩行者天国になったグエンフエ通り

ホーチミン像

ベトナムで、フレズノ(CA)のシャツに台湾のエコバックを持つジャパニーズ