お客さんを広げるコンセプトづくり

伊堂寺義則こんにちは、クチコミデザインの伊堂寺義則です

新しい年号が決まり、サクラがキレイな春になったね

街を歩くと、いかにも「新社会人です!」っていうスーツを着た若者に目が留まる

春の“新しさ”のエネルギーは気持ちイイね

今週はオンラインセミナーやったんだけど、【どうやって新規顧客を獲得するのか?】が中心テーマだった

もちろん、あなたも関心あると思うし、スモールビジネスの永遠のテーマだね

今回のトピックは「お客さんを広げるコンセプトづくり」

あなたも、新しいお客さんがほしいならぜひ読んでほしい

お客さんがほしくなりそうなコンセプトをつくって、その商品の“見せ方”を変える

今やってるオンラインセミナーの参加者のビジネスがなかなかの曲者でね 笑

というのも、その方の商品は「アクアリウム」

魚とか、水草とかを水槽やボトルにディスプレイして、個人宅や会社・施設・病院なんかに販売されている

そして週に1回、定期メンテナンスのために、それぞれのお客さまのところに出向きフォロー

「アクアリウム」って一般の人にとっては、ニーズも、ウォンツも高くない嗜好商品

しかも、定期的にメンテナンスがあるから、商圏が限られてるエリアマーケティング

おまけに、ゼロからのスタートだから見込み客リストもほぼゼロ

だから、集客がウルトラCの難しさで、とてもクチコミで広げられそうもない

まさに「コレどうやって売るの?」って感じ 笑

アクアリウムをそのまま売るのは難しいから、まずお客さんがほしくなりそうなコンセプトをつくって、その商品の“見せ方”を変えるところからスタートした

そして、考え出した新しいコンセプトが『願い事が叶うアクアリウム』

魚の由来や水草の特徴を調べてもらって、それぞれを願い事にちなんだ商品にアレンジしてもらった

例えば、仲良しの魚がいれば、“ご縁や恋愛系”、長持ちする水草が入れば、“健康や長寿系”とかね

これで一般のお客さんにもアプローチしやすくなって、今から次のステージに入っていくところ

売りにくい商品をコンセプトで包んで売りやすくする

ボクがコンセプトを考えるときには、基本的にお客さんを絞り込むんだよね

・旅好きのための○○とか
・運動する人のための○○とか
・スモールビジネスオーナー向きの○○とかね

そうすることで、特徴が強調されるから、クチコミを広げやすくなる

ただ、今回のようにエリアマーケティングが先にありきの場合は、お客さんを絞り込みすぎると、そもそもアプローチできるお客さんが少なくなりすぎてしまう

その場合は、逆で、お客さんを広げることを考える

例えば、今回の『願い事が叶う』というコンセプトは、わりと一般的な人にも当てはまりやすいよね

商品やサービスではなく、コンセプトで客層を広げる

そうすると、売りにくい商品をコンセプトで包んで売りやすくすることもできるよ

今回あなたにやってほしいことは

・お客さんをどこまで絞り込むのか?
・商圏をどこまでにするのか?

その掛け算をして

・それで十分な数のお客さんがいるのか?

を考えてみて

ケース・バイ・ケースなんで一概には言えないんだけど、ボクはできるだけ商圏がないビジネスを全国展開してほしいと思ってる

そもそも拡張性のあるビジネスをやる、っていうとわかりやすいかな

そのほうがユニーク性を確立しやすいし、お客さんも絞り込みやすいし、十分な数のお客さんも確保しやすい

その結果、クチコミも広げやすくなるからね

いずれにしても、おもしろくて、新しいコンセプトは商圏に限らず必要だから、それはしっかりつくってね

そうしないと、競合には勝てないよ

P.S. 先週から、妻に連れられて毎日「サクラ・ウォーキング」 桜を見ながらブログも書いています

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ABOUTこの記事をかいた人

クチコミデザイン代表 スモールビジネス専門のクチコミマーケッター スモールビジネス専用の新クチコミ理論【フラット・クチコミ】の提唱者。現在までに、小さな会社の経営者や個人起業家を対象に1,000件以上ものクチコミ支援を行っている。