こんにちは、クチコミデザインの伊堂寺義則です
12月に、アメリカに2週間ほど行きます
目的は、サンフランシスコやシリコンバレーで、世界で活躍するスタートアップ企業を訪問したり、その現場を体感するというもので、そのあとロサンジェルスまで足を運ぶ予定
きっかけは、ボクが住んでる福岡市主催の『グローバル・チャレンジ』というプログラムがあり、それに応募して選考に通ったんだよね
必須の事前研修が4回あって、今はその真っ最中
毎週末、3時間ほど、サンフランシスコのことや、スタートアップの現場について勉強している
先日、その第1回目があったんだけど、今回はそのトピックから、スモールビジネスに役に立つことをお伝えするね
少しだけバックボーン(背景)をお伝えしておくと、ボクが住んでる福岡市は、今、結構アツイ街なんだよね
世界の住みやすい街ランキングベスト10に入っていたり、日本の中でも福岡に移住して来る人も増えてる
市長はボクと同じ年で若いリーダーなんだけど、2010年に選出されて以来、スタートアップを経済戦略の要に据えている
で、今回の『グローバル・チャレンジ』は「福岡から世界で活躍するスタートアップ企業を生み出そうぜ!」という行政政策のひとつで、まずは可能性がある起業家やビジネスを募集して、最先端のサンフランシスコに行ってみようというわけ
クチコミデザインは、別にグローバルを目指しているわけじゃないけど(笑)世界を体験してみたい!と純粋に思って応募した

パーティーでは高島宗一郎 福岡市長がこのプログラムへの意気込みを熱く語った
現代のお客さんは、商品やサービスを求めているのではなくて「顧客体験」を求めているんだよね
先日、第1回目の研修では、グローバル・ブランディングを手がけているbtrax社CEOのブランドンの基調講演があった
大事なことはたくさんあったんだけど、キーワードとして「ユーザー・エクスペリエンス」というのを覚えておいてね
日本語に訳すと「顧客体験」という意味で、略して、UXとか、UXデザインという感じで言葉は使われている
ざっくり言うと、現代のお客さんは、商品やサービスを求めているのではなくて「顧客体験」を求めているんだよね
例えば、ボクたちのセミナーでは、楽しさや笑いをとても大切にしている
巷のビジネスセミナーって堅くなりがちだから、良い話を、楽しく、おもしろく、笑いを入れてね
そうすると、ボクたちの話の内容だけじゃなくて、その時間、その空間、そのフィーリングの体験全部として「あのセミナー、おもしろかった!行ってよかった!」って、お客さんに感じてもらえるんだよね
これが「ユーザー・エクスペリエンス」なわけ
気持ちがうれしくなるというフィーリングが「ユーザー・エクスペリエンス」を上げている
これは、何もグローバル企業だけの話ではなくて、日本のスモールビジネスでも同じことが言える
特に、クチコミで考えたら、心に響く何か?があってクチコミされるわけだから、経験値としてイメージできると思う
良い商品をつくっているのに・・・ 良いサービスを提供しているのに・・・ 売れてないな〜 お客さん集まらないな〜って思ったら、素敵な「ユーザー・エクスペリエンス」をお客さんに提供できているか?を考えてみてね
アクションとしては、パーソナル・メッセージをお客さんに届けてみることをやってみたらいいよ
これはボクたちクチコミデザインでもやっていて、ユーザー・エクスペリエンス・アップに大きな効果がある
カタチはなんでもよくて、メールでも、メッセージカードでも、お手紙でもOK
これだったら、スモールビジネスでもすぐにできる
自分のためだけのメッセージをもらえたら素直にうれしいよね?
その気持ちがうれしくなるというフィーリングが「ユーザー・エクスペリエンス」を上げているわけ
商品やサービスの価値じゃなくて、お客さんが感じる気持ちのフィーリングが価値ね
まずは少数のVIPのお客さんだけでいいから、パーソナル・メッセージをお客さんに届けてみてね
今回のトピックはちょっと難しかったかもしれないけど、これが「ザ・グローバル・スタンダード」で、ビジネスの世界は、ますます、その方向に進んでいるというのを知っておいてね
P.S. Goodpatch CEOの土屋尚文さんとブランドンのパネルディスカッションも楽しかったし、おふたりに質問して、お話して仲良くなったよ
土屋さんは、以前、ブランドンのbtraxでインターンをしていて、今ではおふたりとも大成功している
以前、一緒に仕事してた仲間が今それぞれで大活躍しているってカッコイイよね


Goodpatch CEO 土屋尚文さん × btrax CEO ブランドンのパネルディカッション 右端のオレンジがボクで一番に質問しました