クチコミは、お客さんをワクワクさせる「顧客体験」によって生み出される

河内藤園

伊堂寺義則こんにちは、クチコミデザインの伊堂寺義則です

先日、絶景で有名な「河内藤園」に行ってきたよ

ここは、藤の花がめちゃくちゃきれいで、妻が前々から行きたかったところなんだけど、お花のピークが毎年ゴールデンウィークでね

ふたりとも人混みが苦手なんだけど、今年は藤の花のピークの時期が少しズレたので、わりと空いてて、気持ちよく楽しめた

それで、その美しい藤園を楽しみながらも「お客さんは何に惹かれて来ているんだろう?」っていつものクセで考えてみた

今回のキーワードは「顧客体験」

これはとても大事なトピックだし頭使うから、何回も読んでよく考えてね

河内藤園 伊堂寺博枝

河内藤園(かわちふじえん)は、もう亡くなった元オーナーの樋口正男さんが1977年にオープンした私営の藤園

場所は、路線バスが廃止された山奥の中にあって、「藤の花を傷つけたくないから」という理由で宣伝は一切されていない

それでいて、「5月10日(水)12:00〜14:00まで」という、日時指定の入園チケットを事前に購入しないといけない

しかも、藤の花がきれいな時期になるほど入場料がアップしていく!

という、お客さんに不親切な要素満載にもかかわらず、年々、訪れる人が増えている

5年前に「世界の絶景10選」に選ばれて、そのことをキッカケにインターネットで広がって、一躍有名になった場所なんだよね

福岡の北九州にあるんだけど、ボクも妻から聞くまでは全然知らなかった・・・

河内藤園 伊堂寺博枝 伊堂寺義則

で、今回あなたに考えてほしいのは、お客さんの購入前・利用中・購入後の”3つの場面”での顧客体験

この3つの場面で、お客さんをワクワクさせることができているか?を振り返ってみてね

ただ、この3つの場面に分けたのは、わかりやすく区切っただけだから、あんまり難しく考えないでね

例えば、「河内藤園」で振り返ってみると

●行く前
・ネットで情報を見て、すごくきれいでワクワクした
・行く途中も、山奥のクネクネ道をずっと登って行って、だんだん期待感が高まった

●入園中
・非日常的な、幻想的な、美しい世界で満喫できた!
・きれいな写真をいっぱい撮って楽しかった

●行った後
・ブログやSNSにアップできる楽しみ
・友人や家族に話せる楽しみ

って感じで、3つの場面すべてでワクワクしてるんだよね

これって、あなたのビジネスではどうかな?

別に、あなたが壮大な藤園を持ってなくても、「顧客体験」をアップさせるために、できることはたくさんあるんだよね

例えば、前回の「お客さんにお手紙を書いた話」は、シーンで言うと購入後のことになる

で、同じメッセージを、メールで受け取るのと、お手紙で受け取るのは、お客さんが感じる気持ちは全然違うんだよね

これは「顧客体験」を考えて、お手紙にしたわけ

伊堂寺義則

決定力をあげる秘密は「個客化」をマスターすること

2017.05.11

どういうカタチで? どういうプロセスで?

商品やサービス、メッセージを受け取るのが、お客さんにとってはうれしいのか?ワクワクするのか?

「こっちの方が、お客さんはワクワクするよね?」ってことを、お客さんのシーンごとに想像して、難しく考えずにできることをやってほしい

今の時代、お客さんを増やすポイントは、この「顧客体験」を良くすることだから、あなたのビジネスで振り返ってみてね

特に、クチコミ集客には必要不可欠なエッセンスだよ

今回の話は奥が深いから、何回も読んで、よく考えてね

P.S.河内藤園はとっても幻想的で、美しくて、ワクワクするよ!

デートで行ったら、女性は「わー、きれい!」って、絶対”胸キュン!”すると思う(死語かな?)

あなたも機会があったら、ぜひ行ってみてね

河内藤園

河内藤園
河内藤園
btrax brandon.K.hill

お客さんは、商品やサービスではなく、顧客体験を求めている

2016.10.13

ABOUTこの記事をかいた人

クチコミデザイン代表 スモールビジネス専門のクチコミマーケッター スモールビジネス専用の新クチコミ理論【フラット・クチコミ】の提唱者。現在までに、小さな会社の経営者や個人起業家を対象に1,000件以上ものクチコミ支援を行っている。