こんにちは、クチコミデザインの伊堂寺義則です
あなたは、お客さんからその道のプロとして選ばれるために、どんなことをやっているかな?
この間、ボクが体験したエピソードを交えて、今回はこのトピックをお伝えするね
そして、今回の内容は、お客さんに、あなたの商品やサービスをアピールする前に、十分時間をかけてやってほしいことでもある
これができれば「買うなら、あなたから買う!」という、お客さんから選ばれた状態を前もってつくり出せるよ
競合がゼロというのはありえない時代だからこそ
「どうやって、お客さんに選ばれる存在になるのか?」
「なぜ、他者ではなく、自分を選んでもらうのか?」
というエッセンスも知っておいてね
先日、ボクが住んでる福岡市が開設した「Fukuoka Growth Next」のオープニングイベントに参加してきた
そこは、官民協働型スタートアップ支援施設で、例えば、”メルカリ”のようなスタートアップ企業を福岡市から生み出そう、というのが目的の施設
そのイベントで、アメリカの「500 Startups」という有名な投資ファンドの講演がおもしろかった
講演の中で
・良いメンター(指導者)とは、相手の選択肢を狭めてあげられる人
・その答え(選択肢)を、教えてあげるのではなくて、対話と質問を通して、その人自身に、自分で気づかせてあげられる人
というのがイチバン心に響いた
あなたは、お客さんにとってのメンターになる必要はないけど、このメンターの姿勢やあり方を、活かすことがとっても大事

「500 Startups」の創業者 / CEOであるDave McClureが提唱した顧客成長のサイクル「AARRRモデル」
ボクなりの表現でお伝えすると、学校の先生が、生徒に勉強を教える感じっていうと、もう少しイメージしやすいかな
答えを直接教えるのではなく、その人自身が、自分で、その答えに辿り着くように上手に導いてあげる
何がマルで、何がバツなのか?
そのポイント(判断基準)を自分で選択できるように、必要な情報や考え方をわかりやすく示してあげる
例えば、「クチコミでお客さんを増やしたい」というよくあるご相談に、グッとくるネーミングかどうか?というのがある
ボクは、ネーミングづくりにチカラを入れてるし、よく受ける案件のひとつだけど、まあ、ダサかったらクチコミされないのはわかるよね
そこで、ネーミングづくりの答えを直接お伝えするのではなく
「あなたのネーミング大丈夫ですか?」
「ダサくないですか?」
「パッと覚えやすいですか?」
「語感の響きはイイ感じですか?」
って判断基準をお伝えするわけ
それを、お客さんとのエピソード形式でお伝えしたり、日頃のボクの体験を交えて、このブログでもお伝えしているというわけ
で、ここがクライマックスだけど、お客さんは、自分で答えを出させてくれた人を選ぶわけ
なぜかというと、人には、自分で決めたい、自分で選びたい、自分で答えを出したいという欲求があるから
だから、あなたも自分の商品やサービスをアピールする前に、お客さんに判断基準を教えて、上手にリードしてあげてね
そうすると、その道のプロとして選ばれるようになるし、競合がいても、あなたから買ってくれるようになるよ
今回の内容は、特に
・カタチのないサービスを売ってる人
・高額な商品やサービスを売りたい人
・専門性の高いビジネスをやっている人
には大事なポイントだからね
P.S. 今日の内容を妻にチェックしてもらったら「あなた、お客さんのリードは上手だけど、女性のリードはさっぱりやね」ってボソっと言われてね・・・